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MPM-06 アイアンハイド(トランスフォーマー マスターピース):レビュー

MPM-06 アイアンハイド(トランスフォーマー マスターピース):レビュー
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MPM-06 アイアンハイド

シリーズ:『トランスフォーマー マスターピース』
発売日:2018/12/15
メーカー希望小売価格(税抜き):15000円

今回は「マスターピース ムービーシリーズ」からオートボットのベテラン戦士・アイアンハイドをレビュー。
実写一作目~三作目まで登場し、様々な銃火器を扱う武器のスペシャリストとして活躍したキャラクターです。
劇中の活躍だけでなくその最期もまた印象的で、数々の死線を潜り抜けた歴戦の勇士にも「その瞬間は突然やってくる」という戦争の無常さを感じずにはいられませんでした。
さて、直近の「スタジオシリーズ」を始め様々なシリーズで商品が発売されてきた実写屈指の人気キャラ・アイアンハイド。
その待望の「マスターピース」になるわけですが、初っ端からネタバレしてしまうと、同シリーズのオプティマス並みに色々問題を抱え込んじまってますよ…この子。。

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パッケージ
珍しい縦長のパッケージにロボットモードで収納されています。
背面にはギミックについて画像付きで記載がありますが、少々ピントがずれていて、首や手が動くことまで記載されています。それわざわざ書く必要あるかなぁ。
というかロボットモードの腰が前方向に可動するという珍しい特徴があるのにそれは書かないの何故なんだ!
 

 

ビークルモード
GMC・トップキック C4500に変形!
各部のデザインは実車を良く再現していて、手に持った時の重厚感との相乗効果で中々の満足度を感じられます。
さらに全体に渡る黒の塗装は光沢があり、高級感MAX!!
・・・なのですが、ボンネットがガタガタなのはマスターピースとしてはどうなのか…。
個人的には後部にロボットの足がはみ出ているのも、マスターピースってなんだっけ?と思わずにはいられません。

さらに変形、それもロボットからビークルへの変形には、語らないわけにいかない問題点が潜んでいます。
一言で済ませればロボットからビークルへの変形がメチャクチャ難しいということなんですが、単純に変形工程が複雑というわけではありません。
むしろ個々の工程自体はマスターピースにしては決して難度が高いわけではないですね。
問題点はボンネット・ドア・ルーフを構築するためのパーツ合わせが異常なまでにシビアで、正しく変形させるためにはパーツや関節の角度を完璧に調整する必要があるという点です。
それにも関わらず説明書は相変わらず不親切極まりなく、頑張って変形させてみても「こっちのパーツが嵌まるとあっちのパーツが外れる」の繰り返し。。
SNSで変形のコツを探らなければ自力での変形は恐らく無理だったでしょう。
そうやって情報収集してなんとか変形させてみても、上述の様にボンネットはガタガタなので溜まったストレスが解消されることもなく…。
個人的には後々触れる問題点よりもこの「変形玩具のくせに二度と変形させたくないと思わせる点」が一番重大で、かつ一番腹立たしい点です。
 

付属武器は2つの大型銃火器。
それぞれ本体側部に接続出来ますが、そのせいで5mm穴がぽっかりと空いてしまっているのもマスターピースとしてはちょっと…。
せめて本家マスターピースのランボルやホイルジャックのように武器を接続していないときは別パーツが埋めてくれるような構造にするとか、バリケードの様に思い切ってディスプレイ用の台座を別に用意するといった方法を取って欲しかった。。
 

「SS-15 アイアンハイド」とビークルモードで。
並べて見るとMPM版の黒の重塗装がより際立つのですが、ボディのガタガタもより悪目立ち…。
 

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ロボットモード
全身の黒の光沢、作り込まれた各部のディテール、劇中ままと言っていいほど高い再現度のデザイン、重量感を演出するため足パーツに使用されたダイキャストなど、見応え満点で歴代玩具の中でもグンバツのカッコ良さです。
公開当初は肩や腕のプレートに違和感があったのですが、実写のデザインと比較すると若干大きいながらも設定どおりの配置になっています。

変形は下半身の変形が良く考えられており、ビークルの荷台部分に当たる箱型のブロックが、流れるようなステップでディテールの細かい両脚を形成していくのは圧巻です。
 

顔周りのアップ。
劇中通り、顔の右側が歴戦のダメージをアリアリと感じさせる歪み方をしています。

そしてパッケージ背面でもプッシュされているように口パーツには開閉ギミックがあります。
口の開閉も良いんですが、同じくパッケージ背面で「Posable Neck」としてプッシュされた顔の上方向への可動の方が嬉しいポイントでした。
 

MPM版アイアンハイドの可動における一番の特徴は、腕。
今回は上半身に配置された「ビークルのフロント周りのパーツ」の後ろから腕が生える構造になっており(劇中通り!)、腕の可動を邪魔するものがなくなりました。
ちなみにSS版は腕がこのパーツに囲まれる構造だったので、どうしても干渉による可動の制限がありました。
またSS版ではこのパーツがガッチリ本体に固定されていたのですが、MPM版はここを(おそらく敢えて)固定せずにある程度の可動を許す構造になっています。
これによって腕を動かすときにこのパーツを一緒に動かすことが出来るため、より腕の可動域を広げることに成功しています。
ただしパーツを固定しない副作用として、「なんだか座りが悪い」という印象は拭えませんし、実際ポージングさせてみると腕(+武器)の重みでパーツが垂れることがあるという欠点もあります。

可動については他にも、股関節が横方向に引き出せる構造になっていて、重心を下げたポージングが出来るのがポイント高いですね。
手も実によく動く構造で、なんと手首は回転するだけでなく外側にも少し開いてくれますし、親指と人差し指はそれぞれ独立して可動したりと目を見張るものがあります。
 

両腕の武器を取り外してみると腕のプレートの大きさが多少気になるかもしれません。
また個体差かもしれませんが、武器とプレートとの接続が少し緩く、ポージングさせようと触っていると取れたり角度が変わったりしてしまうのはストレスですね。
 

「SS-15 アイアンハイド」とロボットモードで。
前述の通り腕の生える位置やビークルのフロント周りのパーツの固定についての解釈が異なるため、発売時期こそ近いですがしっかりと差別化されています。
 

 

さて…既にSNS等で「変形の問題」同様燃えに燃えている話題ではありますが、このパーツについて言及を避けるわけにはいかない…。
これはロボットモードの背中に配置されるパーツですが、赤丸で囲った部分が白化してしまっているのが分かりますでしょうか。
私の個体は幸いにもそれほど白化が進んでいたわけではないのですが、この部分が折れてしまったというような報告もあり、かなり注意が必要なパーツになってしまっています。。
こういう品質や設計に端を発する問題はもうお腹いっぱい。定価…おいくらでしたっけ?(ニッコリ)
 

 
『トランスフォーマー マスターピース』シリーズより、MPM-06 アイアンハイドでした。
ロボットモードのデザインはまさに「スクリーンから飛び出したような」素晴らしい出来栄えですし、全身の光沢感のある黒の塗装やダイキャストパーツを効果的に用いた重量感・高級感の演出には正直脱帽です。
発売時期の近いSS版と比べてみると、SS版は子供でも扱いやすいカッチリ感を重視し、MPM版はデザインの再現度と実写的な生命力溢れるポージングを重視していることが伝わってきて、しっかり差別化出来ているのも素晴らしいと思います。
実際に手に取るまでは「どうせSS版アイアンハイドの豪華版だろうな」と高を括っていた自分が恥ずかしい…。

しかし、だとしても。
変形に欠陥を抱えた変形玩具を評価することは出来ませんし、誰かにオススメすることも出来ません。
説明書を読んだってロボットからビークルへはマトモに変形させることは出来ず、なんとかネットで情報収集して変形させてみてもボンネットはガタガタ。
二度と変形させたくないと思わせる変形玩具というだけで論外ですが、それに加えて設計・品管の問題で破損まったなしのパーツまで抱え込んでる始末。
高額商品で度々起こる炎上はもはやお家芸の域ですが、少なくとも今後「マスターピース ムービーシリーズ」の予約購入は二度としないことにします。

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