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映画『バットマン ビギンズ』ダークナイト三部作第一章~ダークヒーロー誕生譚~:感想

映画『バットマン ビギンズ』ダークナイト三部作第一章~ダークヒーロー誕生譚~:感想

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『バットマン ビギンズ』(2005年06月18日公開)

原題:Batman Begins
監督:クリストファー・ノーラン
ジャンル:アクション、ファンタジー

“ダークヒーローの誕生から活躍までを一本にまとめた名作。
三部作の序章としても最高のスタートを切った。”

総合評価:★★★☆☆

「ダークナイト三部作」についてはこちら
次作「ダークナイト」についてはこちら
最終作「ダークナイト ライジング」についてはこちら

イントロダクション

少年時代、ゴッサム・シティ一の資産家である両親を凶弾で失ったブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)。
ゴッサムの治安と経済の悪化が招いた悲劇に遭遇したことで、ブルースは弱者を痛めつける悪を倒して生きることを決意。
力を身につけるために、終わりのない旅に出る。

予告編(というか本編冒頭数分ですが)

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以降ネタバレ注意!!!

 

 

 

何故ブルースは“バットマン”となるのか

ストーリー序盤で描かれるのは、大富豪の子息ブルース・ウェインが、如何にしてバットマンとなるのか。
それには彼の幼少期のトラウマ“コウモリの大群に襲われた光景”が重要な意味を持っています。
雪山でのラーズ・アル・グールとの修行から、恐怖から逃げ出すのではなく、その身に宿して御する術を学んだブルース。
自身が恐怖に打ち勝ち、そして今や悪の蔓延るゴッサムシティを救うためには、自身こそがその恐怖の対象“コウモリ”を身に宿すしかない。

かくしてブルースは、“バットスーツ”を身にまとい“バットマン”として戦う道を選択するのです。
恐怖がテーマの中、最初に相対するヴィランが恐怖症を武器とするスケアクロウというのも面白い。

なんともダークな導入!
これ本当にアメコミなのか!?

まさにDCコミックの独自性というか異色さをクリストファー・ノーラン監督は見事に描いたといえるでしょう。
ちなみにこのバットマン誕生までに、ゴッサムシティについて、そして蔓延る悪についてといったバックグラウンドの説明をしっかり済ませており、誕生後にもちゃんと時間を残すペース配分になっています。編集凄いな!

そういえば「デッドプール2」の予告編で「シリアスすぎる!DCユニバース出身かよ」というセリフがありますが、この程よいシリアスさはやっぱりDCの魅力です。

アメコミならではの必見アクションシーン!

そりゃあ近年のCGやVFXと比べれば見劣りはしますが、バットスーツを身にまとったバットマンの戦闘シーンはアメコミ出身ならでは。
後半の格闘シーンやバットモービルでのカーチェイスなど単純に燃えるアクションシーンも満載です。
特に陰鬱な前半の鬱憤を晴らすように、アクションは後半にかけて少しずつヒートアップしていきます!

最初の敵は恐怖を操る者…そして

上でも書きましたが、バットマンの誕生には恐怖というキーワードが重要な意味を持ちます。
その恐怖を御したとき、ブルースはバットマンとしての新たなペルソナを得ることになります。
そして最初に対峙するのが、薬物で人心の恐怖を煽るスケアクロウ
ここまでの戦いはバットマン誕生を描いた物語ですが、物語はさらにその先までを描き切ります。

それは、“バットマンの独立”です。

ラーズ・アル・グールに導かれ、ある意味流されるようにバットマンとして立ち上がった彼ですが、ここから先は自身の足で歩いていかねばなりません。
そのためには、彼がどういった信念を持っているのかを描くことが不可欠です。
彼は何故ゴッサムのために立ち上がるのか
彼はゴッサムの人々に対して、どういった思いを抱いているのか。
最後の敵は、まさにそれを描くのに最適な相手。

バットマンが抱く信念には、親代わりのアルフレッドの影響も大きいのでしょう。
その信念を象徴するセリフが、ブルースが「見放さないのか」と尋ねた後のアルフレッドの一言です。

「決して(never)」

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