「Transformers Qualia」から移行作業継続中【トランスフォーマーレビュー記事等、本年度中完了予定】

地球を舞台にTFと人間の運命が交差する「トランスフォーマー 旧オンゴーイング」シリーズ翻訳版を簡単解説!

地球を舞台にTFと人間の運命が交差する「トランスフォーマー 旧オンゴーイング」シリーズ翻訳版を簡単解説!
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「トランスフォーマー」といえばマイケル・ベイの実写映画?それともアニメ?いやさタカラトミーの変形玩具??
様々な媒体で展開を見せるトランスフォーマーシリーズですが、海外では「アメコミ」の展開も非常に熱い!
元はマーベルで連載が始まり、その後、ドリームウェーブ、そしてIDWと出版社を変えて新作が描かれ続けています。

長く翻訳版が発売されず、日本人からは縁遠い存在となってしまったアメコミ版「トランスフォーマー」
しかし2017年、ヴィレッジブックスから本格的に翻訳版の発売が開始され、日本に居てもアメコミ版を楽しむことが出来るようなりました!

今回はそのヴィレッジブックスから展開が始まったアメコミシリーズ、これは海外ではIDWから発売された一般に「旧オンゴーイング」などと呼ばれるシリーズですが、このシリーズを簡単にまとめていきたいと思います。

舞台は地球。サイバトロン、デストロン、そして地球人の衝突が描かれる!

トランスフォーマー:フォー・オール・マンカインド(2017年04月14日発売)

トランスフォーマー:インターナショナル・インシデント(2017年08月30日発売)

トランスフォーマー:リベンジ・オブ・ディセプティコン(2017年11月30日発売)

トランスフォーマー:ケイオス・セオリー(2018年02月28日発売)

トランスフォーマー:ケイオス(2018年夏発売予定)

トランスフォーマー:フォー・オール・マンカインド(2017年04月14日発売)


イントロダクション

メガトロン率いるディセプティコンの地球征服は、オプティマス・プライムら、オートボットの手で阻止された。
メガトロンの死でディセプティコンは壊滅したが、それで全てが終わったわけではなかった。
トランスフォーマー達の戦いで甚大な被害を被った人類は、あらゆるトランスフォーマーを憎むようになっており、勝者であるオートボットも人々の前から姿を消さざるを得なかったのだ。
こうして、長く苦しい戦いの果てにトランスフォーマーと人類が袂を分かってから2年の年月が過ぎ去った。

かんたん解説
収録はThe Transformers #1-6の翻訳版。
トランスフォーマーといえば子供向けのアニメやほのぼのとした玩具付属コミックなど気軽な気持ちで見られる作品も多数ありますが、このアメコミ版はかなりシリアスで、実写映画よりもよほど深刻な状況が描かれています。
特に旧オンゴーイングは、前作にあたる『オール・ヘイル・メガトロン』で地球を舞台にトランスフォーマーが暴れまくったせいで人間との確執ももはや修復不能状態…。
そんな状況の中、他の作品では中々見られないオプティマスの苦悩や、個人個人の考えで動くオートボット、ディセプティコンの姿は非常に新鮮です。

コミックとしては少しお高いですが、それでも全ページフルカラーかつ精緻に描き込まれたトランスフォーマーは絵だけでも十分魅力的。
ただ残念な点もあって、
各キャラの名前が和名でなく海外準拠なのは別に構わないのですが、通例とは異なる独自の名称で呼ばれており、ファンは大きな違和感を感じることになるでしょう。
和名か海外名か。
これは他のトランスフォーマー作品でも時たま話題になる問題ですが、わざわざ「第三の選択」をするのは正直言って謎が深い。。

トランスフォーマー:インターナショナル・インシデント(2017年08月30日発売)


イントロダクション

メガトロンとの戦いから2年。
地球の人々の憎しみの的となり雌伏の時を過ごしたオートボットは、状況打開を焦った結果、歴戦の勇士アイアンハイドを失ってしまう。
大胆な変容を求めて司令官のオプティマス・プライムは人類に投降。
残された者達は各々の思惑に引きずられ瓦解の危機を迎えるが、新たな司令官に選出されたバンブルビーの下、はぐれディセプティコンとの戦いで人類側組織スカイウォッチとの和解を実現する。
こうして人類とオートボットの関係は新たな一頁を迎えたものの、逃亡したディセプティコンの行方は杳として知れなかった…。
人類との和解を果たしたオートボットを待つ新たな危機とは?

かんたん解説
収録はThe Transformers #7-12の翻訳版。
アメコミは話によって作画が異なるのが常ですが、本作は全体的に作画が荒いのが残念。
序盤のカートゥーン調の作画は好き嫌いもあるかと思いますが、あまり見所もないので個人的に好きになれませんでした。

ストーリーは、全体のシナリオが動き出す前段階といった立ち位置のため静かな展開が続きます。しかしその分最後の展開は衝撃的!
まさか〇〇〇〇〇〇が〇〇されるなんて!!
徐々に物語が動き出し、そしてクリフハンガーで次作への期待が一気に高まります!

トランスフォーマー:リベンジ・オブ・ディセプティコン(2017年11月30日発売)


イントロダクション

雌伏の2年間を経て、ついに人類との和解を果たしたオプティマス・プライムとオートボット達だったが、安住の地を得たと思った矢先、思わぬ緊急事態に見舞われる。
逃亡したコンバッティコンがN国に傭兵として雇われ、隣国に侵攻したのだ。
スカイウォッチと共に鎮圧に向かうオプティマス一行。
だが、膝元の合衆国では、今後、トランスフォーマーと関係を持った国は大量破壊兵器の保有国と見なすとの大統領声明が発表された直後にオートボットとスカイウォッチの関係が露呈し、群集がスカイウォッチ本部に押し寄せる事態となっていた。
オプティマスらは、新たにプレダコンをも巻き込んだ激闘を制したものの、スカイウォッチ本部ではついに悲劇が現実となっていた。
一発の銃弾がバンブルビーの胸を貫いたのである。
人類とオートボットの関係は再び泥沼に陥ってしまうのか…。

かんたん解説
収録はThe Transformers #13-18の翻訳版。
前作終盤の展開を受けて益々深刻化する人間とトランスフォーマーの関係性。
トランスフォーマーに対する疑心暗鬼と恐怖を遂に形として実行していく人間たちに対して、オートボットも個々人で考え方が異なっていくというのはシリアスでダークなアメコミならではの展開。
そしてもはや表紙とタイトルからもろバレ状態ですが、かの破壊大帝が再びその姿を現します!
これによりさらに状況不利に追い込まれていくオートボット…ここからの逆転の一手への期待が高まり手に汗握る素晴らしい一冊でした!

オートボットはこれからどう「反撃」を見せるのか、それとも状況はさらに悪化するのか…?
次作を早く手に取りたいという衝動が全身を駆け巡ること必至!

トランスフォーマー:ケイオス・セオリー(2018年02月28日発売)


イントロダクション

新たなボディを得て復活したメガトロンが再び地球に降り立った。
この事態にオートボットは、他国での騒乱に出動したオプティマスら主軸を欠きながらも大敵に挑むが、まるで歯が立たない。
ディセプティコンの妨害に遭いながらも戦場に辿り着いたオプティマスは、衛星兵器まで駆使してメガトロンとの決着を図るが、それでも宿敵に引導を渡す事はできない。
しばし後、オートボット基地に現れたのは、意識を失ったオプティマスを引きずるメガトロンだった。かの破壊大帝がオートボットに投降してきたのだ。
メガトロンの不可解な行動に疑心暗鬼となるオプティマス。
その困惑は確実に仲間達に伝染しようとしていた。

かんたん解説
収録はThe Transformers #19-23, #25, #27, #29の翻訳版。
これまでは海外版を一巻ずつ翻訳していましたが、今回は海外版における5巻と6巻が一挙にまとめて翻訳されているので厚みが凄い!値段もその分少しお高め。
本来海外版を愚直に翻訳すれば、海外版における4巻『Hearts of Darkness』が次に来るはずなのですが、このお話は丸々カット!されています。
『Hearts of Darkness』は外伝的なお話のため、ここをカットすることで読者にとっては全体の流れが理解しやすくなるはずなので英断だったと思います。

トランスフォーマー:ケイオス(2018年夏発売予定)

かんたん解説
「旧オンゴーイングシリーズ」最終章となる『トランスフォーマー:ケイオス』は本年夏発売が決定!
こちらは発売後に解説を追加したいと思います。

また最終章発売前の6月には、ディセプティコン誕生を追った短編『トランスフォーマー:メガトロン・オリジン』が発売されます!
旧オンゴでもなければ『More Than Meets The Eye』や『Robots In Disguise』でもない作品が翻訳されるというのは今後の翻訳継続を期待させる嬉しい展開ですね!

最後に

本シリーズは既に人間との確執が深刻化しており、またメガトロンも不在な状況で物語がスタートします。
何故このような状況になってしまったのか?
それを描いた前日譚『トランスフォーマー:オール・ヘイル・メガトロン』がShoPro Booksから発売されています!
実写よりもよりシリアスなオートボットとディセプティコン、そして人間たちとの抗争がこちらでもディープに描かれていますので、気になる方は是非こちらも!

さて、旧オンゴーイングの翻訳が完了すれば、おのずと期待してしまうのが「次のシリーズ」ですよね。
IDWでは次シリーズとして、
『Robots In Disguise』(RID)『More Than Meets The Eye』(MTMTE)の2シリーズが展開します。
「戦争の後のお話」という他の媒体でも中々描かれたことのない設定でトランスフォーマーたちが奮闘する人気のシリーズなので、是非多くの日本人が気軽に読める状況になることを切に願います!

少し話が変わりますが、
記事の冒頭でトランスフォーマーのアメコミがマーベルから始まったことについて触れました。
なんとこのマーベル版の翻訳シリーズの展開も決定しています!
既にヒーローXから『トランスフォーマー クラシックス』として2018年02月24日に発売されています。
元が1984年に刊行されたものなので絵柄の古さなど今のマンガやアメコミに慣れた方には取っつきにくいかもしれませんが、トランスフォーマーの原点に触れたい!という方は是非!

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